ABOUT TARDAN - TARDANタルダンの帽子について

TARDAN(タルダン)の帽子について

TARDANタルダンの帽子は、熟練の職人により数々の工程を経て完成に至ります。
ご紹介の技は、一朝一夕で獲得できるものではありません。長い歴史をかけて帽子作りに打ち込んできたTARDANタルダンだからこそ、その名の元に優秀な職人たちが集って技を磨きあい、高品質の製品を生み出しているのです。
メキシコが誇るTARDANタルダンの帽子作りを、ぜひご自身の目でお確かめください。

職人の技が光るTARDANタルダンの伝統的な帽子作り

帽子の木型

160年を超える歴史の中で生み出されてきた、多種多様な帽子の木型。

TARDANタルダンの帽子は、昔ながらの木型や金型を用いた伝統的な手法で制作されます。

フェルト素材のハット等は、生地に高温の蒸気を当てた後、型にはめて形を作りますが、乾くと固まってしまうため、成形中は湿った状態を保たなくてはいけません。
木製の型には天然の保湿性があるため、帽子制作に欠かせない道具として古くから愛用されてきました。

日本だけでなく世界において、昔ながらの木型を作る木型職人は減りつつあります。これらの木型は、帽子作りの歴史の生き証人であると共に、TARDANタルダンの貴重な財産とも言えましょう。

帽子の金型

数多の型を用いて望むがままに成形し、理想のフィット感を追求。

木型での仮成形が終わった後は、金型を用いたプレス成形が行なわれます。ここで最終的な形が決まるため、入念な調整が必要となる工程です。

TARDANタルダンには160年以上もの間に蓄積された多くのパターンの金型があり、帽子の種類によって自在に使い分けることで、理想的なフォルムとフィット感を生み出しています。

脈々と受け継がれてきた多種多様の金型は、バラエティに富んだ帽子を作るのに欠かせない道具となっています。

帽子作りの道具たち

帽子作りには数々の伝統的な道具が用いられる。

型を用いて一つ一つ手作業で作られた「型入れ帽子」は、手作りならではの絶妙なフィット感を生み出します。

長く楽しめる品質に、バランスの良い価格。
職人の妙技が冴えわたるTARDANタルダンの帽子は、帽子愛好家はもちろんの事、帽子初心者にもぜひお試しいただきたい掘り出し物の名品です。

※帽子の種類によっては、木型だけ、または金型だけを用いられて作れることがあります。

TARDANタルダンのフェルトハットができるまで

蒸気による帽子の成形

蒸気により柔らかくなったフェルトを成形する。この作業は、帽子のサイズを引き延ばす際にも用いられる。

フェルト素材は、乾くと固くなり、高温の蒸気を当てることで柔らかくなります。
この性質を利用し、蒸気でフェルトを柔らかくした後、職人の手と木型で成形してゆきます。

生地がヨレたり波打ったりせずに左右対称のバランス良いラインを形作るよう、木型に沿って慎重に形を整えます。
柔らかくなったとはいえフェルトの成形には力を要し、また熱さとの戦いもあり、大変な作業です。素材によっては一度伸びると戻らないので加工が難しく、絶妙な力加減と経験が物を言います。

ハットシェイプと呼ばれるこれらの工程は非常に重要で、仕上がりの美しさだけでなく、その後のもちの良さをも左右します。
TARDANタルダンの熟練職人によるハットシェイプが行われた帽子は、型崩れしにくく、美しいフォルムを長く保つのです。

TARDANタルダンのパナマハットができるまで

TARDAN(TARDAN)のパナマハット

ユカタン半島を中心として世界に知られるメキシコのパナマハット。

パナマハットの本場と言えば発祥地エクアドルですが、実はメキシコもユカタン半島を中心にパナマハットの産地として世界に名を馳せています。

パナマハットは、トキヤ草の葉を細く裂いた紐で編んで作られます。トキヤ草はエクアドル発祥の植物であり、柔らかい草の内側のみが原料として使用されます。

トキヤ草が用いられた伝統的な帽子は「本パナマ」と呼ばれ、他の草とは別格として区別されています。TARDANタルダンのパナマハットはもちろんトキヤ草を用いた「本パナマ」であり、手間暇のかかる伝統的な手法を用いて製造されています。

TARDAN(TARDAN)のパナマハット

手作業で行われるパナマハットの編み込みは、まさに熟練技。

内側のみを裂いて束にしたトキヤ草は、大鍋で茹でられ、吊るされて乾燥を待ちます。その後、漂白や漬け込み等の数々のプロセスを経て、いよいよ編み込みの作業へと移ります。

細かいトキヤ草の束が職人の手で一つ一つ編み込まれる様は、圧巻の一言。薄く細い繊維をまるで革のように滑らかに、紙のように薄く編み上げてゆきます。高価なパナマハットともなれば作業に数か月を要し、随所に職人の手仕事が光ります。

最後に型にはめ手作業で形を調正し、ようやく完成へと至るパナマハットは、まさにため息ものの仕上がりと言えましょう。

TARDANタルダンのストローハットができるまで

TARDAN(TARDAN)のストローハット

天然素材のヤシは強度が強く、使い込むほどに柔らかくしなやかになり、独特の光沢感が生まれる。

TARDANタルダンのストローハットは、パナマハット同様、手間暇のかかる伝統的な手法を用いて製造されています。

ヤシを原料としたストローハットを例にとってみましょう。まずはヤシの葉を蒸して乾燥させ、表面の硬い皮だけを剥ぎ落とし、柔らかい内側の繊維だけを取り出します。

加工後のヤシの葉は、天然素材のため太さや硬さがバラバラですが、これを手作業で裂いて等しく揃えながら編み込みんでゆきます。熟練の技術と時間を要する、気の遠くなるような工程です。

ヤシ以外の原料を用いたストローハットも、同じように数々の工程を経て完成します。妥協なき技が生み出すストローハットは、夏を彩るのに相応しい一級品です。

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